2011年1月26日水曜日

中性脂肪とコレステロールの基準値|高脂血症の予防と対策②

さて前回、高脂血症(脂質異常症)について見てきましたが、
中性脂肪の基準値や正常値がどの位の値であるかを知らないと、
高脂血症の予防や対策が立てられませんね。

健康診断の検査結果を持っていると思いますので、
中性脂肪の基準値と見比べて見てはいかがでしょうか。

会社員であれば毎年、健康診断で中性脂肪の値がわかります。

採血が苦手な方も多いと思いますが、血液検査によって
中性脂肪やコレステロール値がわかります。

多くの場合、健康診断の当日は朝食を食べないように指示されると思います。

中性脂肪の値は、採血する時間帯や食前、食後などの状況によっても
影響を受けるので一日の内でも変動してしまいます。

ですから、朝食を食べないという一定の決まりを設けることで、
比較的に正確な値を調べることができるんですね。

食事をすると中性脂肪や血糖値な数値が、
通常より高くなってしまう可能性がありますから注意してください。
また、缶コーヒーぐらい良いだろうという考え方もご法度です。

さて、まず中性脂肪の基準値ですが、
中性脂肪の正常値は40~130(mg/dl)です。

あなたの健康診断の結果は、この範囲内に収まっていますか?

中性脂肪が150(mg/dl)を超えている方は、
すでに高脂血症(脂質異常症)と診断されているかと思います。

また。中性脂肪の数値と共にチェックしてほしいのが、
コレステロール値です。

コレステロールには、LDLとHDLとい2つのコレステロールがあります。

HDLコレステロールが善玉で、LDLコレステロールは
悪玉コレステロールと言われています。

このHDLとLDLの数値も血液検査の数値に記載されています。

HDLコレステロールの正常範囲は、
女性の場合は、40~85(mg/dl)で、男性の場合は30~95です。
LDLコレステロールは、男女共に65~139(mg/dl)です。

脂肪やコレステロールというと、悪いものと考えがちですが、
このように脂肪にも良いものと悪いものがあります。

また、脂肪は人間にとってなくてはならない栄養素であることも
忘れてはいけない重要なことです。

HDLコレステロール(善玉)を増やして余計な中性脂肪やLDLコレステロールを
減らすような生活習慣を確立することが大切なんですね。

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