2011年1月31日月曜日

遅発性アレルギー(IgG)検査について|栄養療法の基礎知識

さて、これまでアレルギー検査の必要性を書いてきましたが、
今回は特に遅発性アレルギー(IgG)検査について書きたいと思います。

遅発性アレルギー検査は、IgG検査(アイ・ジー・ジー)と言います。

IgG検査は、現在は郵送検査キットで検体をアメリカに送って検査するか、
一部のアレルギー専門のクリニックでしか受けられません。

日本のクリニックで検査する場合でも、現在のところ結局は、
海外で検体を分析してもらっているようです。

ですから、お近くの病院で遅発性アレルギーの検査を行っていないなら、
郵送検査を受けるのが便利だと思います。

郵送検査は、日本の代理店経由で申込みできますから、
英語がわからなくても大丈夫ですし、
検査結果も日本語で記載されているので安心です。

詳細はインターネットで検索すればわかりますので、
興味があれば調べてみてください。

また、検査費用は検査の内容にもよりますが、
3万円~5万円程度必要になります。

ですがアレルギーがないことがわかれば、安心して栄養療法に取り組めますし、
アレルギーがあることがわかれば、現在の病気や症状の改善に役立つのでしょう。

しかし、まだ現在のところは、遅発性アレルギーについては、
医学界全体で認められているものではありません。

ですが私自身、この遅発性のアレルギー検査(IgG検査)を受け、
遅発性アレルギーの可能性がある食物を食さないようにしたところ、
酷い皮膚炎が、軽い乾燥肌くらいまで改善した経験があります。

アレルギー反応は、湿疹や皮膚炎などの皮膚の症状だけでなく、
内臓系の症状などいろいろな症状としてあらわれるようです。

もし、あなたが何らかの改善しない症状を持っているのなら、
一度、遅発性のアレルギー検査(IgG検査)を受けてみると良いかもしれません。

2011年1月29日土曜日

アレルギー検査について|栄養療法の基礎知識

さて前回、即発性と遅発性アレルギーについて書かせて頂きました。

栄養療法や食事療法には、様々な方法がありますが、
その栄養療法で推奨されている食品またはサプリメントなどの健康食品に
本人も知らずにアレルギーがある場合、期待した結果が得られなかったり、
逆効果(症状の悪化)に繋がる可能性あります。

そのため今回、アレルギーを栄養療法の基礎知識として紹介しています。

さて前回は、即発性アレルギー(IgE)と遅発性アレルギー(IgG)について
簡単に解説いたしました。

では、アレルギーはどのように検査すれるのでしょうか?

まず、アレルギー抗体には、IgA~IgEまで幾つかの種類があります。

IgはImmun globulinの略で、日本語では免疫グロブリンと言います。

通常のアレルギー検査では、IgE抗体、好酸球数などを、
採血して検査することになります。

好酸球というのは、白血球に含まれているもので、
好酸球が多い場合、アレルギーがある可能性が高いと考えられています。

ただし、このアレルギー検査では、遅発性の食物アレルギーについてはわかりません。

即発性アレルギーがあるからと言って、遅発性のアレルギーもあるとは限りません。
即発性だけだったり、遅発性のだけだったり、また、両方のアレルギーがあることもあります。

即発性と遅発性のアレルギーは必ずしも連動しているとは限らないんですね。

ですから、この通常のアレルギー検査とは別に、
遅発性のアレルギー検査を受ける必要があります。

2011年1月28日金曜日

即発性と遅発性の食物アレルギー|栄養療法の基礎知識

最近では、健康のために食事療法や栄養療法を
取り入れている方が増えていますね。

今回は食事療法や栄養療法と切り離しては考えられない、
食物アレルギーについて書きたいと思います。

アレルギーというと思い浮かぶのが、アトピー性皮膚炎や花粉症ですね。
しかし、アレルギーには様々なものがあります。

では、そもそもアレルギーとは何なのでしょう。

アレルギーを起こす原因として遺伝、環境などが挙げられていますが、
現在のところ正確な原因はわかっていません。

アレルギーを起こす物質は、人それぞれですが、
このアレルギーを起こす「特定の物質」をアレルゲン(抗原)と言います。
そして、このアレルゲンに免疫が過剰反応することで起こります。

さて、アレルギーは次の2つに分類することができます。

 (1) 即発性のアレルギー
 (2) 遅発性のアレルギー

即発性のアレルギーは、すぐに反応を起こすアレルギーで、
一般にアレルギーというと、この「即発性のアレルギー」を言います。

もう1つの「遅発性のアレルギー」は、
数時間から数日かけて現れるアレルギーと言われています。

即発性の場合、反応が早いので比較的、
アレルギーであることに気づきやすいです。

しかし、遅発性のアレルギーの場合は、
アレルゲンを体内に取り入れてから症状がでるまでに、
時間的なズレがありますのでアレルギーであることに
気づかない可能性がとても高いわけです。

例えば、あなたに小麦に遅発性の食物アレルギーがあったとします。

あなたは、そんなことに気づいていませんから、
パンやウドンなど小麦を使った食事を食べます。

しかし、数時間後あるいは翌日、数日後に
頭痛がしたり、皮膚に湿疹がでたり、
具合が悪くなるということが起こる可能性があるんですね。

とても怖いことだと思いませんか?

そして、もしこのアレルギーに気づくことなく、
アレルゲンを含んだ食べ物を食し続けていたら、
毎日のように体調不良が続くようになることもあるかも知れません。

ですから、あなたが現在アレルギーを持っていないとしても、
アレルギーについて知っておくこと、
そして、機会があればアレルギー検査を受けておくことをお勧めします。

2011年1月27日木曜日

メタボ肥満と中性脂肪|高脂血症の予防と対策 その③

中性脂肪とメタボは切っても切れない関係にありますね。

メタボとは中性脂肪が体の中に増えすぎてしまった状態のことです。
メタボになると、様々な生活習慣病にかかるリスクが高まります。

肥満には「皮下脂肪型の肥満」と「内臓脂肪型の肥満」がありますが、
「内臓脂肪型の肥満」は、内臓周りにたくさん脂肪が付いてしまった状態です。

これがメタボ腹ですね。

肥満というと見た目で大きくわかる皮下脂肪型を連想しますが、
皮下脂肪型の肥満より、内臓周りに脂肪がついてしまう内臓脂肪型の肥満の方が
健康にとっての危険性はとても高いのです。

さて、中性脂肪が増えてしまう原因の大半は、食べ過ぎや飲み過ぎですね。
毎日の食事に気を配ることが中性脂肪を減らすためには最も大切でしょう。

毎日の食事では、挙げ物やお肉など脂肪分が多い料理を減らすことと
摂取カロリーを抑えた食事を心掛けることが必要です。

間食などもできる限り量を減らしたほうが良いですし、
夜の付き合いお酒の飲み過ぎには注意してください。

このような生活は味気ないと感じるかもしれませんが、
ある程度の努力をしないと中性脂肪はなかなか減りません。

もちろん、このような食生活は毎日続けるのは難しいかもしれません。

ですから1週間単位で食事内容を見直すと良いのではないでしょうか?

昨日はがっつり食べたから、今日はサッパリとした軽い食事にしようとか、
あるいは、一週間のうち脂肪分が少ない食事の回数が多くなるように
してみてはどうでしょう?

また、運動することも大切で、運動不足も中性脂肪が増える原因です。
サラリーマンにお勧めな運動はやはりウォーキングでしょう。

ウォーキングはダイエットにも効果的な手軽な有酸素運動です。
普段の通勤ルートを変えてみるとか、外回りの時に少し多めに歩くとか
あなたなりのいろいろ方法があると思います。

中性脂肪を減らすことは、メタボの予防と対策として
とても大切な要素です。

何も特別なことをするのではなく、
毎日の日常に工夫を加えることで変えられることもたくさんあると思います。

あなたも是非、メタボとは無縁のカッコいい中高年になりませんか?

2011年1月26日水曜日

中性脂肪とコレステロールの基準値|高脂血症の予防と対策②

さて前回、高脂血症(脂質異常症)について見てきましたが、
中性脂肪の基準値や正常値がどの位の値であるかを知らないと、
高脂血症の予防や対策が立てられませんね。

健康診断の検査結果を持っていると思いますので、
中性脂肪の基準値と見比べて見てはいかがでしょうか。

会社員であれば毎年、健康診断で中性脂肪の値がわかります。

採血が苦手な方も多いと思いますが、血液検査によって
中性脂肪やコレステロール値がわかります。

多くの場合、健康診断の当日は朝食を食べないように指示されると思います。

中性脂肪の値は、採血する時間帯や食前、食後などの状況によっても
影響を受けるので一日の内でも変動してしまいます。

ですから、朝食を食べないという一定の決まりを設けることで、
比較的に正確な値を調べることができるんですね。

食事をすると中性脂肪や血糖値な数値が、
通常より高くなってしまう可能性がありますから注意してください。
また、缶コーヒーぐらい良いだろうという考え方もご法度です。

さて、まず中性脂肪の基準値ですが、
中性脂肪の正常値は40~130(mg/dl)です。

あなたの健康診断の結果は、この範囲内に収まっていますか?

中性脂肪が150(mg/dl)を超えている方は、
すでに高脂血症(脂質異常症)と診断されているかと思います。

また。中性脂肪の数値と共にチェックしてほしいのが、
コレステロール値です。

コレステロールには、LDLとHDLとい2つのコレステロールがあります。

HDLコレステロールが善玉で、LDLコレステロールは
悪玉コレステロールと言われています。

このHDLとLDLの数値も血液検査の数値に記載されています。

HDLコレステロールの正常範囲は、
女性の場合は、40~85(mg/dl)で、男性の場合は30~95です。
LDLコレステロールは、男女共に65~139(mg/dl)です。

脂肪やコレステロールというと、悪いものと考えがちですが、
このように脂肪にも良いものと悪いものがあります。

また、脂肪は人間にとってなくてはならない栄養素であることも
忘れてはいけない重要なことです。

HDLコレステロール(善玉)を増やして余計な中性脂肪やLDLコレステロールを
減らすような生活習慣を確立することが大切なんですね。

2011年1月25日火曜日

脂質異常症と食事の欧米化|高脂血症の予防と対策①

現在の日本でも、食事の欧米化が問題になっています。

穀物や野菜を主とした伝統的な日本食から離れ、
手軽に食べられるファストフードなどの浸透なども、
日本人の食生活が大きく変わった理由の1つでしょう。

食事内容として特に大きく変化したのは、肉類を食べることが増え、
脂肪の摂取量が増加していることです。

かつての日本では、ごはん、味噌汁、納豆、焼き魚、
漬物、煮物などが食卓に並ぶ料理でした。

しかし、現在の日本では、主食はお米とは限らないですし、
魚より肉と言うように魚を摂取する機会も減っています。

また、野菜の摂取も、添え物程度にキャベツやレタスが
並んでいるということも多いのではないでしょうか。

これとは逆に、脂肪分の摂取はかなり増えましたね。

これは日本人の生活リズムとも関係していますが、
ファストフードやコンビニ弁当が普及したのも原因に数えられると思います。

コンビニ弁当は揚げ物が多いですよね。
これは揚げ物類が日持ちするためのようですが、
食事内容としては脂肪(油)を余分に摂取してしまうものです。

また、ファストフードで脂を使わないメニューはあまり聞いたことがありません。
これらの結果として、高脂血症が増加傾向にある
・・・という調査結果が出ているんですね。

高脂血症は、現在「脂質異常症」というのが正しいそうですが、
高脂血症の方がある意味、どんな病気かわかりやすいですね。

それはさておき、高脂血症が増加したことで日本の食生活の問題も
大きく取り上げられるようになったと言えるかもしれません。

高脂血症も食事をはじめとする生活習慣が大きく関わっています。
生活習慣を改善することで高脂血症もかなり良くなります。

もし心当たりのある人は、高脂血症が他の大きな病気を招く前に
生活習慣の改善を試みてはいかがでしょうか?

2011年1月24日月曜日

高血圧に効果的な食材とは?|高血圧の予防と対策③

高血圧の予防と改善のためには、食生活がとても大切です。
今回は高血圧の方が日々の食事に加えてみて欲しいお勧めの食材をご紹介します。

ただし薬のようにすぐに効果でるものではないので気長に続けることが大切です。
高血圧の方にとくにおススメしたい食材が納豆とトマトです。

もちろん、納豆とトマトを一緒に食べることを勧めているわけではありません(笑)

さて、納豆は日本の伝統的な健康食品ですね。

納豆は、大豆からできていますが、
この大豆には、大豆ペプチドや大豆イソフラボン、大豆サポニン・・・など
高血圧を予防に効果的と言われる成分が豊富に含まれています。

また、ミネラルにはそれぞれ拮抗する働きを持つミネラルがあるのですが、
血圧と関係するナトリウムと拮抗関係にあるのがカリウムやマグネシウムです。
このカリウムやマグネシウムも大豆には豊富なんです。

ちなみに拮抗するというのは、排出すると考えれば分かりやすいかもしれません。

このように栄養豊富な大豆ですが、納豆では更に発酵という手順を取ることで、
大豆本来の成分を強化したり、本来なかった成分も加わっています。

特に、納豆菌が作るプロテアーゼという消化酵素は、蛋白質を分解する酵素です。

このプロテアーゼが大豆タンパク質を分解する時、
アンジオテンシン変換酵素という
血圧を上昇させる働きを抑制する物質が作られるそうです。

ですから毎日、納豆と血圧が上昇させるのを抑制できるかも知れないですね。


さて、次にお勧めなのが「トマト」です。

先程、ナトリウムと拮抗するミネラルにカリウムやマグネシウムがあると書きましたが、
「トマト」にはカリウムがとても豊富なんですね。
また、リコペンなどのファイトケミカル(フィトケミカル)も含まれています。

トマトを食べることでカリウムの働きで余分な塩分を体外に排出してくれるそうです。
もちろんカリウムが豊富な食材はトマトだけではなく、野菜全般に言えることです。
減塩することは大変ですが、野菜を多く食することで、
塩分のマイナスの働きを抑制することが可能なんですね。

そして、そんな野菜の中でも「トマト」はとても多くのカリウムを含んでいることが、
トマトをお勧めする理由です。

その他にもお勧めしたい食材はいろいろあるのですが、
それはまたの機会に書きたいと思います。

最後にそうそう、忘れていました。
忙しいサラリーマンの外食でお勧めなのが蕎麦です。
蕎麦も血圧を下げるのに有効な食材の1つです。
ただし、蕎麦を食べる時は、蕎麦つゆの取りすぎは注意してくださいね。

2011年1月23日日曜日

高血圧について|高血圧の予防と対策②

高血圧になる可能性は、中高年の場合、皆に平等にありますから(笑)、
現在、高血圧でなくとも、決して他人事にはできません。

血圧は常に一定というわけではないので、
健康診断などで測定した時、たまたま血圧が低い周期にあって、
血圧が正常と判定されることもありますので注意が必要です。

最近は、24時間血圧と言って、30分から1時間単位で血圧を測定して、
高血圧の治療方針を決めることもあります。

さて、普段から血圧が高めだと、更に少しくらい血圧が上がっても、
これといった自覚症状を感じない場合が多いので、
知らずに放置してしまう人が少なくありません。

高血圧の基準は、最高血圧が140で、最低血圧が90ですが、
現実にこの数値を上回って高血圧になっている人が、
日本にはどれくらいいるかご存知ですか?

・・・なんと、日本全国で3000万人以上もいるそうです。

これは単純に計算すると、日本人の4人に1人は高血圧であるということです。

しかし、実際には高血圧の人は、中高年に集中していますので、
50歳以上で見ると、この数値は2人に1人は高血圧ということになります。

2人に1人が高血圧というのは、さすがに驚きですね。

これはいろいろな原因が考えられますが、
高血圧を治療しないで放置している方が非常に多いと言うのも
理由の1つとして考えられます。

高血圧は、それ自体でおこる症状より、
他の病気を誘発したり、他の病気を悪化させることで、
取り返しがつかないことになることがありますので、
症状がなくても、早めに治療することを切にお勧めします。

2011年1月22日土曜日

高血圧について|高血圧の予防と対策①

中年以降から年配の方まで、会話のなかで飛び出すのが、
「血圧が高いんです。」とか「高血圧なんですよ。」という言葉です。

単純に考えれば、血圧が高いのが高血圧ですが、
血圧について、もっと詳しく考えてみませんか?

まず、血圧というのは、血液が動脈を流れる時に血管壁を押す圧力のことです。
つまりは、心臓から拍出される血液と細動脈の収縮に影響を受けるものなんですね。

会社員であれば、少なくとも毎年、健康診断で血圧を測りますが
血圧の検査では最高血圧と最低血圧の2つを測定してます。

普段の会話では、「上」の血圧とか「下」の血圧なんていいますが、
上の血圧とは、心臓の収縮時に血液が大動脈に押し出されることで、
大動脈に圧力がかかります。この圧力のことを「最高血圧」と言うんですね。

また下の血圧は、心臓の収縮が解けると時、大動脈が元に戻る力を利用して、
末梢血管にまで血液を送り出すのですが、
この時にかかる大動脈の圧力を「最低血圧」と言います。

● 最高血圧 140(mmHg)以上 
● 最低血圧  90(mmHg)以上

この血圧が上記の場合、高血圧と診断されるそうです。
高血圧になると脳卒中や心臓病、動脈硬化などの病気に発症する
可能性がとても高まります。

高血圧は、高血圧そのものよりも、他の病気を誘発したり、
他の病気の症状を悪化させることの方が怖いかも知れません。

さて、高血圧は自覚症状がない場合も多々あります。

特に肥満(メタボ)している場合、肥満による症状なのか、
高血圧による症状なのか、よくわからない場合もありますから
尚更、注意しなければなりません。

このように、高血圧は甘く見ずに、早めに対処することが大切で、
現在、血圧が正常な方も高血圧にならないように
予防していくことがとても大切ですね。

2011年1月21日金曜日

血糖値とGI値について|糖尿病の予防と対策

これまで、血糖値を安定させることが、
高血糖や糖尿病の予防にとても大切ということを書いてきました。

今回は、食品と血糖値の関係性について書かせて頂きます。

まず、あなたはGI値というのをご存知でしょうか?

GIというのは、グリセミック・インデックスの略ですが、
食品ごとの血糖値の上昇具合を数値化した指標がGI値です。

GI値では、「ぶどう糖」を摂取した時の血糖値の上昇率を100として、
その他の食品の血糖値の上昇率を相対的に表します。
GI値が高い食品は、血糖値を上げやすいと考えられるわけです。

このGI値を知っていると、何を食べたら血糖値が急に上がるか、
また、穏やかなのか、ということがわかりますので、とても有益でしょう。

さて、GI値で食品を表すと大きくは3つのグループに分けられます。

 ●  高GI食品:血糖値を上昇率が高い食品
 ●  中GI食品:血糖値の上昇率が中程度(普通)の食品
 ●  低GI食品:血糖値の上昇率が緩やか食品

上記が3つのグループです。それぞれのGI値は次のようになります。

 ●  高GI食品:GI値 70以上
 ●  中GI食品:GI値 60~70
 ●  低GI食品:GI値 60以下

高血糖の場合、中GIまたは低GI食品をメインにして、
高GI食品を減らすことが大切です。

もちろん、高GI食品も、低GI食品と組み合わせたり、
高GI食品と共に食物繊維を豊富な食べ物を食べ合わせることで、
バランスをとれば、血糖値の上昇を抑えられます。

また、お酢(有機酸)や乳酸菌なども
血糖値の上昇緩やかにすると言われています。

ただし、GI値は1つの指標、目安であることを忘れないでくださいね。
食品を何でもGI値だけ判断するのは間違いです。

さて、食品それぞれのGI値を記載するのは難しいので、
これは専門書に譲るとして、今回は食材を選ぶ時や料理を作る時に
GI値が低いものを選ぶヒントを書いておきます。

 ● 糖または甘味料を含む食品は高GI食品。
 ● 精製されたり、成分が単純な食品は、GI値が高くなる傾向があります。
 ● 生の果物、野菜は低GI食品。
 ● 肉類・魚介類、乳製品は低GI食品。
 ● 海藻、茸類、豆、ナッツ類は、低GI食品。

これは、大体の目安です。

2011年1月20日木曜日

高血糖と血糖値について その③|糖尿病の予防と対策

さて、血糖値は年齢とも関連していて、
年齢と共に血糖値が上昇し易くなる傾向にあるようです。

中高年になって、10代、20代と変わらない食生活をしていると
高血糖や糖尿病になる可能性が格段に高まるわけです。

高血糖の方でなくとも、糖分の多い食事や油っこい食べ物を食べれば
誰でも血糖値は一時的に上がります。

ですから、一時的な血糖値の上昇ならそれほど心配する必要はありません。
しかし、これが慢性的になると、とても危険なんですね。

糖尿病になってしまうと治ることはないとよく聞きますよね。

高血糖が慢性化したり、糖尿病になると
血糖値はなかなか下がらないものなんです。

また、血糖値が高い人は、コレステロール値も高い傾向にあるようです。

血糖値とコレステロール値の間には直接の因果関係はないようですが、
どちらも似通った食事内容をしているのが関係しているようです。

私たちは、痛みや不快感などの症状がないと、
なかなか改善しようとしないものです。

でも、もし、あなたが健康診断などで血糖値が高い、
あるいはコレステロール値が高い・・・などを指摘されているのなら、
その意味を真剣に考えてみてくださいね。

「健康が一番」という言葉は、
健康な人には、陳腐な言葉に聞こえるかも知れませんが、
体調を壊してから後悔しても元の健康を取り戻すのは至難の業です。

健康なうちに予防策や改善策をとることで、健康で長生きができるのです。
もちろん健康な方は過度に意識しないで気軽に取り組んでみてくださいね。

2011年1月19日水曜日

高血糖と血糖値について その②|糖尿病の予防と対策

高血糖値は、血液内の糖分の値が正常な範囲を超えて多い状態です。

高血糖の状態が慢性的になってしまうとすると、
その次は糖尿病になってしまう危険生が非常に高まります。

もし、あなたが、高血糖の傾向があるのなら、
糖尿病になる前に、早めの対処が是非とも必要です。

高血糖の数値があらわれても一時的なものなら
比較的、容易に血糖値を下げることができますよ。

しかし、慢性的に高血糖値を維持しているようだと、
生活習慣の改善と共に少しづつ血糖値が下がって行きます。

慢性的な場合は、生活習慣が大きく絡んでいて、
血糖値も知らず知らずのうちに、徐々に高くなってしまっているからです。

先に書いたように、高血糖でも一時的なものなら
食事を調整するだけでも効果が期待できます。

でも、生活習慣により徐々に血糖値が上がってしまった場合は、
食事の調整だけでなく、ウォーキングなどの運動や生活習慣全般を整えることで
その相乗効果によって除々に改善して行くようです。


このように急性的なものから慢性化するに従って、
高血糖を改善するためのアプローチも複合的に必要になりますし、
改善にも時間がかかって来ます。

糖尿病になってしまったら、尚更でしょう。

ですからシツコイですが、何より予防が大切さを理解して欲しいと思います。

そして、病気は早めに対処するほど、治療や生活習慣の改善も楽ですし、
比較的、短期に健康を回復できるものです。

特に中高年になると、これまでの生活習慣の蓄積があるので、
生活習慣の改善にも時間がかかるかもしれませんが、
ゆっくり焦らずいきましょう。

2011年1月18日火曜日

高血糖と血糖値について その①|糖尿病の予防と対策

高血糖、高血圧、高脂血症は中年以降に注意しなければいけません。

今回はその中で、高血糖と関係する血糖値について書かせて頂きます。
中年になると、血糖値コントロールすることは重要ですね。

現在日本では糖尿病の疑いのある人は、全国で約800万人もいるそうです。
糖尿病予備軍をこれに加えると1,500万人を越えるそうなんですね。

しかも、40歳以上になると10人に1人は糖尿病か、糖尿病予備軍なのだそうです。
糖尿病を予防するためには、血糖値を安定させることが大切です。

一度、糖尿病になってしまうと完治させることは容易でないことはご存知だと思います。
ですから糖尿病になる前に予防することが大切なんですね。

そのために大切なことは血糖値を安定させておくことです。
血糖値を安定させるというのは血糖値を正常な範囲に抑えておくということです。

砂糖などの甘味料だけでなく、お米やジャガイモ(ポテト)などの炭水化物は、
消化されブドウ糖になって血液中に入ります。

そして、その糖が血液に入ったものを血糖と言います。

血糖は脳や体のエネルギーとなる大切なものなのですが、
この血糖が多すぎると様々な悪さをするわけです。

過剰な糖はメタボとも関係します。血液中の余分な糖は、
脂肪になって体内に蓄えられるからです。

では、血糖値の正常値はどのくらいなのでしょうか?

血糖値は常に変動しているものですが、正常値は70~130程度と言われています。

健康な人は70~130という範囲の中で血糖値が安定しているんですね。

糖尿病になりやすい人は、この範囲を超えて食後などに急に血糖値が上昇したり、
空腹時に急降下する傾向があるようです。

もちろん高血糖イコール糖尿病ではないのですが、
血糖値を安定させることが糖尿病の治療として大切です。

それだけでなく、糖尿病になる前に血糖値を安定させるようにしていると
糖尿病になるリスクを抑えること可能なのだそうです。

また、最近増加している精神疾患も血糖値の急な上昇や低下が関係しているようで、
血糖値の上下の波と情緒が連動している可能性があるそうですよ。

2011年1月17日月曜日

メタボリックシンドロームと生活習慣病 その②

前回のストレスと食事について書きましたが、
今回は「運動」と「生活のリズム」について書きたいと思います。

外回りのが少ない仕事だと、体を動かす機会が通勤だけ
・・・という方も少なくないと思います。

ですが、人間の体は動かすように作られています。

体を動かす、つまり運動をしないと体や脳は、
正常な状態を保てず、どこかに歪みがでてきます。

これはスポーツしなさいという意味ではなく、
体は使わないと機能が低下するように出来ているということです。

スポーツと健康は必ずしもイコールの関係にはないそうですが、
これはスポーツが、その種目、特有の体の一部を
酷使することが理由とも言われています。

健康のための運動は、全身をバランスよく使うことなのだそうです。

全身をバランスよく使うには、あまり激しい運動より、
ソフトな運動の方が良いみたいですね。

その1つが「歩くこと」。歩くことは日常生活において、
一番身近で、工夫次第で運動量を増やすことが可能です。

たとえば、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使うだけでも、
歩く機会は増えるのではないでしょうか?

また、ヨガなどの体操もおススメです。
ヨガは全身をバランスよく使うことができますし、ストレス解消にも有効です。

最後に生活のリズムですが、
生活のリズムを保つことはなかなか難しいことですね。

宇宙も自然も人間もすべてリズムによって動いているそうです。

宇宙や自然というと壮大な感じがしますね。

生活のリズムというといろいろとあるのですが、
その中でも大切なのは睡眠です。

サラリーマンの場合、残業や通勤の関係で
睡眠時間が少なくなる傾向があると思います。

睡眠は疲れを取るだけでなく、エネルギーを作り出したり、
体の修復を行う大切な時間です。

また、脳が記憶の整理をするとも言われていますので、
睡眠をしっかりとらないことが現代に増えている
「うつ」などの心の病気の原因にもなっている可能性があるそうです。

ですから普段、睡眠が良くとれない方も、
ストレスが溜まっている時、体調が優れない時は
早めに就寝するようにしてくださいね。

特に夜の22時から夜中の2時は、
睡眠のゴールデンタイムと言われています。

生活習慣を改善することは大変なことですが「塵も積もれば山となる」で、
少しづつでも改善して行けば、
将来の健康上の不安が軽減するのではないでしょうか?

2011年1月16日日曜日

メタボリックシンドロームと生活習慣病 その①

中年以降に気になるのが、肥満、メタボですね。

メタボは正式にはメタボリックシンドロームのことで、
内臓脂肪型の肥満に高血糖、高血圧、高脂血症の3つの内
2つ以上に当てはまる場合を言いますが。

中年になると全て揃ったパーフェクト・メタボの方も多いですね。

ちなみにメタボの判定基準の1つにウェストのサイズがあります。
女性はウェスト90cm以上、男性は85cm以上です。

メタボになると様々な病気に罹るリスクが高まると言われています。
ですから、メタボ対策は将来、病気で苦しまないためにも大切な予防となります。

メタボは生活習慣によって起こりますが、主に影響を及ぼす要因が、
ストレス、食事、運動、睡眠を含めた生活のリズムです。

ストレスは脳や自律神経に影響を与えます。

ストレスのはけ口として過食してしまうということを良く聞きます。

ストレスがかかると交感神経が緊張します。
その逆に食べ物を食べると副交感神経が優勢になるそうです。

このようにストレスによる神経のバランスを取るために過食してしまう場合があるわけです。
しかし、これが長期に渡ると過食による肥満などの悪影響が出てきてしまいます。

食事そのものメタボや生活習慣病の原因になる大切な要素です。

食事において注意することは、規則正しい食習慣と食事の内容ですね。
食事を食べたり、食べなかったりということは体のリズムを乱す原因です。
たとえば、胃酸の分泌は食事のパターンの影響を受けやすいので、
食事を抜くと胃酸の分泌が乱れて胃酸過多、逆流性食道炎を起こしやすくなります。

また、食事には内容も大切です。

現代の日本は食べるものに困ることはありませんが、
体が必要とする栄養素のバランスが極端に崩れている人も多いのです。

特にメタボと関係するのは、カロリーは過剰なほど摂取しているのに、
体が正常に機能するために必要なビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維などの
栄養素が不足していることです。

栄養素には、エネルギーとエネルギーを作ったり、
正常に体を機能させるための2つの栄養素がありますから、
この2つの栄養素をバランスよく摂取する必要があります。

現在は、様々なサプリメントが販売されているので、
不足しがちな栄養素を補うために、
このようなサプリメントを利用するのも良いかもしれません。

しかし、栄養の基本は食事であることをお忘れなく。

2011年1月15日土曜日

「予防」 健康であるために大切なこと

体を壊してはじめて健康の有難さを理解する・・・というのは本当ですね。

体に痛みや不快感があると、当たり前にできていた日常生活が
苦痛そのものになります。

仕事においてもそうです。

仕事にストレスは付き物ですが、ストレスを感じる閾値が低くなるんですね。

ちょっとしたことがストレスになったり、
体の不調によって、しなければならないことが
分かっていながらできない・・・ということもあります。

普通に食事をしたり、お酒を飲んだりということもできなくなるので、
人間関係も薄くなり交友関係もなくなって行きます。

このように健康を害することは、
人生全般の出来ごとに影響を及ぼして行きます。

また、身体の不調が精神の不調へと拡散することもあるので注意が必要です。
もちろん、この逆も然りで、心の問題が体の不調に繋がることもあります。

現在、増加傾向にある「うつ」、そして、自律神経失調症や
パニック障害などはその典型でしょう。

中年と言われる年代になると仕事上のストレスも増えていきますし、
何もしないでいると体も衰えて行きます。
メタボリックシンドロームは、その良い例ですね。

病気の予防において、気を配る点はいくつもありますが、
特に大切なのが、ストレスコントロール、食事、運動です。

もし、あなたが現在、健康であるのなら、尚更、今から健康について気を配り、
病気にならないよう予防してくださいね。

健康であるためには予防が一番です。
病気になってからでは健康を快復させるのは、結構大変なことなんです。

2011年1月14日金曜日

はじめまして。

若いつもりでいながらも、気づくと39歳になってしまいました。
今年はとうとう40代突入です。

後10年で50歳になると考えるとさすがに焦りが出てきます。

20代前半までは独立の意識が強く、
いろいろ勉強していましたが、未だに会社勤めです。

でも決して諦めたわけではありません。

会社を止めることができないでいたのには理由があるんです。

それは20代半ばから体を壊し、現在まで続いているからです。
一時は、精神的にも追い詰めらて「うつ」状態にまで、
なってしまっていましたが、最近、改善の希望が見えてきて
今年こそ新たな一歩となる年にしたいと思っています。

「諦めなければ目標は実現する」と言いますが、
あきらめずに少しづつでも努力してきたことで、
現在の自分があると思っています。

希望があるというのは本当に幸せなことですね。


さて、あなたは今年の目標を定めましたか?

目標を設定すること、そして、その目標に向かう中で、
自分の中で目標とするもののイメージを具体化することが
目標を達成する一歩になるそうです。

あなたも是非、、目標を立てて行動して見てくださいね。

目標がある時とない時では、行動力や成果にも大きな違いが出てきます。
これはビジネスや学業だけではなく、健康やダイエットにも言えることです。


このブログでは、私が闘病中に経験したこと、気づいたこと、
学んだこと・・・などをはじめ、
サプリメントアドバイザーとしての情報も提供して行きます。
あなたの参考になればうれしく思っています。

健康は人生においての幸せのベースになるものだと思います。
何にでもチャレンジできるのも、楽しむことができるのも健康のおかげですね。