2011年1月21日金曜日

血糖値とGI値について|糖尿病の予防と対策

これまで、血糖値を安定させることが、
高血糖や糖尿病の予防にとても大切ということを書いてきました。

今回は、食品と血糖値の関係性について書かせて頂きます。

まず、あなたはGI値というのをご存知でしょうか?

GIというのは、グリセミック・インデックスの略ですが、
食品ごとの血糖値の上昇具合を数値化した指標がGI値です。

GI値では、「ぶどう糖」を摂取した時の血糖値の上昇率を100として、
その他の食品の血糖値の上昇率を相対的に表します。
GI値が高い食品は、血糖値を上げやすいと考えられるわけです。

このGI値を知っていると、何を食べたら血糖値が急に上がるか、
また、穏やかなのか、ということがわかりますので、とても有益でしょう。

さて、GI値で食品を表すと大きくは3つのグループに分けられます。

 ●  高GI食品:血糖値を上昇率が高い食品
 ●  中GI食品:血糖値の上昇率が中程度(普通)の食品
 ●  低GI食品:血糖値の上昇率が緩やか食品

上記が3つのグループです。それぞれのGI値は次のようになります。

 ●  高GI食品:GI値 70以上
 ●  中GI食品:GI値 60~70
 ●  低GI食品:GI値 60以下

高血糖の場合、中GIまたは低GI食品をメインにして、
高GI食品を減らすことが大切です。

もちろん、高GI食品も、低GI食品と組み合わせたり、
高GI食品と共に食物繊維を豊富な食べ物を食べ合わせることで、
バランスをとれば、血糖値の上昇を抑えられます。

また、お酢(有機酸)や乳酸菌なども
血糖値の上昇緩やかにすると言われています。

ただし、GI値は1つの指標、目安であることを忘れないでくださいね。
食品を何でもGI値だけ判断するのは間違いです。

さて、食品それぞれのGI値を記載するのは難しいので、
これは専門書に譲るとして、今回は食材を選ぶ時や料理を作る時に
GI値が低いものを選ぶヒントを書いておきます。

 ● 糖または甘味料を含む食品は高GI食品。
 ● 精製されたり、成分が単純な食品は、GI値が高くなる傾向があります。
 ● 生の果物、野菜は低GI食品。
 ● 肉類・魚介類、乳製品は低GI食品。
 ● 海藻、茸類、豆、ナッツ類は、低GI食品。

これは、大体の目安です。

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