2012年10月25日木曜日

カフェインの摂り過ぎ(過剰摂取)に注意しましょう!



最近、カフェインを増量した飲み物が増えていますね。

ある面にフォーカスしてカフェインを見れば、
たしかにメリットがあるのですが、
カフェインの摂取には注意が必要です。

海外で●●●エナジーを飲んで、
5人が死亡したとのニュースがありました。

もちろん、因果関係は調査中ですが、
その内の1人の少女の死因として心臓の不整脈とされています。

カフェインは5g以上が致死量と考えられています。
つまり5g以下でもカフェインの毒性が出てくるということです。

カフェインの影響として胃腸症状は知られていることですが、
実際はそれだけでなく心臓系に作用を及ぼし、
心拍数が増えたり、不整脈になったりということがおきます。

また、カフェインに過敏に反応してしまう体質の方も多いので充分な注意が必要となります。

カフェインに過敏であるとほんの少量カフェインを摂取しても、
毒性があらわれ、先に紹介した胃腸、心臓系の症状の他にもさまざまな症状があらわれます。

これは精神医学で大分前から言われていたことですが、
こころの病気とカフェインの摂取は因果関係があります。

カフェインの摂取によりパニック症状(パニック障害)が出たり起こしやすくなるのです。

昔は子供にはコーヒーなどのカフェイン入りの飲み物は飲ませなかったのですが、今では子供でもコーヒー、コーラなどカフェイン入りの飲み物を飲んでいます。

現在の子供たちがADHDやパニック障害、不安障害などを起こしやすい原因はこんなところにもあるのかもしれません。

最近はカフェインがダイエットに効果的などという話しもありますが、
カフェインを過剰摂取しないように注意することが大切です。



2012年10月5日金曜日

疲労について


疲れ、疲労と言っても、幾つかの種類があります。

  1. 精神面から来る疲労(脳疲労)
  2. 内臓から来る疲労(内臓疲労)
  3. 筋肉の使い過ぎ(筋疲労)
  4. (1)~(3)が重なった複合的な疲労
・・・など、疲労には種類があります。


 【精神面から来る疲労】

 精神面から来る疲労というのは、精神的なストレスや考え過ぎ、
その他、長時間の勉強などでも起こる疲労です。

これを「脳疲労」と言います。

脳の疲労を取り除くには、睡眠または思考を鎮静化させる瞑想法や自律訓練法がおすすめ。



【内臓から来る疲労】

内臓疲労で多いのが食べ過ぎ、飲み過ぎによる、胃や腸、肝臓などの疲労です。
胃や腸の疲労は胃腸の元気になるまで1回の食事量を減らしすことが大事。

昼食をごはんではなく、お蕎麦にするだけでも大分違います。
肝臓の疲れは休肝日を作ることが大切です。



【筋肉の使い過ぎ(筋疲労)】

筋肉の疲労は睡眠と栄養補給が大切です。
筋疲労がある時は、アミノ酸のサプリメントなどを活用するとでしょう。

特にBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)、L-グルタミンを補給するのがおすすめ。
またビタミン・ミネラルも不足がちなはずなので、
マルチビタミン・ミネラルサプリメントも忘れずに。

クエン酸を含む食品もオススメですが、胃が弱い方は止めておいた方がよいでしょう。


あなたにも当てはまる疲労があれば参考にして見てください。
特に睡眠は大事。22:00~翌2:00はゴールデンタイム。
疲れている時だけでも、この時間は眠っておいた方がよいでしょう。





 

2012年9月30日日曜日

酸性とアルカリ性食品についての考え方


アルカリ性食品が体に良いという話しをよく聞くのではないでしょうか?

こういう話しを聞くと酸性食品が体に良くないという
思い込みを起こしてしまう方もいらっしゃるので注意が必要です。


現代人は酸性食品を摂取する機会が多いので、
アルカリ性食品をより多く摂取することが大切というのが本来の意味でしょう。

要はバランスなんですね。



私たちの血液は弱アルカリ性ですから、酸性要素が過剰でアルカリ性要素が少ないと、血液のpH(ペーハー)が弱アルカリ性の範囲で酸性側に傾きます。

そのため、アルカリ性食品が良いと言われるわけですね。



でも、この考え方では見落としがちなことがあるのです。
それは、「摂取・消化過程」と「消化・吸収後」の酸性とアルカリ性の働きです。

ちょっと、わかりずらいかもしれません。

後者の「消化・吸収後」については、
一般的に言われているアルカリ性食品の考え方で良いかもしれません。


でも、「摂取・消化過程」での酸性・アルカリ性の化学反応について考慮されているか疑問です。

例えば、胃は酸性環境ですから胃の中の酸度が低いと、
消化不良を起こしたり、 胃から腸への食べ物の移動が滞りますし、
食べ物が長時間、胃腸内で止まると胃腸内で異常発酵を起こしてしまいます。

だからこそ、酸性とアルカリ性食品のバランスの良い摂取が大切になるのです。


もちろん消化器官が健康であるのなら、そんなに気にすることはありません。







2012年9月17日月曜日

健康で元気な高齢者になるために


健康であるためには日頃から自分自身をケアすることが大事ですね。

病気になってから健康法をはじめても、
効果を実感するまでにかなりの労力と時間を要します。

望まない現実は形になる前に予防し対策を立てることが大切。
これは健康についても言えることです。

今日は敬老の日ですが、長寿の方がとても増えましたね。
とても喜ばしいことです。

・・・が、現実のところ、健康で元気に生活できている方は、
どの位いらっしゃるのか気になるところでもあります。

あなたが中年層なら今からはじめれば、
健康で元気に動ける高齢者になる準備ができます。

とくに筋肉をしっかりと鍛えておきたいものです。

中年層のうちに筋肉をしっかりつけておいて、
次第に筋力維持にシフトしていくことがベストですね。

高齢になると関節系が弱くなりやすいので、
ハードな筋力トレーニングは基本的には避けた方が安全だからです。

今は面倒に感じるかもしれませんが、
きっとこの努力は健康貯金と将来、報われることになるはずです。

是非、高齢者と呼ばれる年齢になっても、
自分で自分のことができる自分を造っておきましょう。




2012年9月8日土曜日

自然治癒と好転反応



漢方、食事療法や民間療法など、自然療法の世界では、
よく好転反応という言葉が使われています。

好転反応とは、自然治癒力によって身体が回復する時、
一時的に症状が強くなることを言います。

自然療法によって身体に必要な好転反応が起こっているのなら、
少し「しんどい」ことではあるけれども喜ばしいことです。

ですが、もしあなたが自然療法的なアプローチで、
病気を改善しようとしている場合、
この「好転反応」という言葉には注意しなければなりません。

私の経験では「やり方」に不備があって、
起こさなくてもすむ「反応」を起こしていたり、
単に症状が強くなっている・・・
つまり悪化していることもあるからです。


「好転反応」と「症状の激化、悪化」というのは、
見分けるのがとても難しいものなんですね。


たとえば、自然療法の1つとして断食がありますが、
断食中に胃の痛みや吐き気がおこることがあります。

これは胃が荒れていることに気づかずに断食をはじめてしまうと、
空腹により分泌が増えている胃酸で胃の粘膜を刺激し、
「急性の胃炎」を起こしてしまっている方が多いのです。

また、腸内環境改善するために、
野菜を中心とした食生活に変えたことで、
酷いお腹のはり、ガス、便秘・・・などを起こすことがあります。

これは好転反応ではありますが、
少し食事の改善の仕方を注意すれば避けられたかもしれません。

腸内環境を変えるということは、
腸内に住んでいる細菌の勢力図を変えるということです。

これまでの食事を一気に変えてしまうと、
腸内で善玉菌と悪玉菌の勢力争いが勃発してしまい、
その結果として不快な症状に悩まされてしまうわけです。

ちなみに腸の運動が低下している方が、
急に乳酸菌などのサプリメントや食物繊維の量を増やした場合、
お腹の張りやガスで悩むことがあるので注意してください。

これは腸内で便が形成が進んだり、
腸内の老廃物の分解によって発生したガスが、
しっかり排泄できないことが原因と考えられます。

つまり腸の運動力自体が低下していることで、
腸の内部からの刺激だけでは、
排泄できない状態にあると言えるでしょう。

あなたも健康法や自然療法を実践しようとしているのなら、
しっかりと正しい知識を学びながら実践することが大事ですね。

2012年9月6日木曜日

朝食に最適な食べ物


朝起きると体は少しづつ活動準備をはじめて行きます。
起きて2~3時間は体のウォーミングアップ時間と言えます。

朝食は必要か否かということが、さまざま取り沙汰されていますが、
朝食が必要かどうかは習慣の影響など、個人差が大きいと言えます。

朝食が午前中のエネルギーになるという考えもありますが、
今、食べた物がすぐに活動するためのエネルギーになるわけではありません。

何故かというと食事がエネルギーに変わる前には、
「消化・吸収」という過程がある
からですね。

例えば、白米のごはんの場合、
消化されるまでに2~3時間は必要になります。

もちろん、消化のスピードは、
それぞれの消化器官の働きと食事の内容と組み合わせによって、
個人差が大きいのは確かです。

では、朝は栄養をとれなくても良いのでしょうか?

・・・そうではありません。

朝には朝、必要としているものがあるんですね。

それが「水分」「糖質」です。

睡眠中に失われた「水分」と、脳と体の活動するエネルギーを
すぐに得られる「糖質」を摂ることが大事です。

そんなことから朝食として最適な食物が、
「フルーツ」なんですね。


フルーツは最短15分~1時間程度で、
胃から腸へ移動してしまうと言われています。

つまり、朝の活動準備中の胃腸にとっては、
負担が少なく、しかも良質な水分と糖質も摂れるすぐれもの。
(胃腸障害がある方はフルーツはNG!)

あなたもフレッシュなフルーツで、
爽やかなで快適な1日をスタートしませんか?



2012年9月1日土曜日

バランスの良い食事が持つ意味とは・・・!?



お薬は成分の純度が高まるほど作用が増すようですね。

では、効果的に栄養を摂るにはどうすれば良いのでしょうか?

まず、栄養面で大事なことは、
「栄養素は複合的にバランスをとって体内で働いている」
・・・ということです。

ですから、偏った食材をメインにした食事を摂っていると、
栄養バランスが崩れてしまいます。

例えば、炭水化物ばかりを好んで食べていたり、
野菜を食べずに肉類(脂肪とタンパク質)ばかり食べている
・・・など、ことですね。

栄養学は時代を経るに従い、
必要な栄養素の分類が細分化されてきました。

かつては「炭水化物」「タンパク質」「脂肪」という分類(3大栄養素)
から5大栄養素になり、現在では8大栄養素が必要と言われています。


では、なぜバランスよく栄養素を摂取しなくてはいけないのかというと、

(1)エネルギーや体を構成するために必要な原材料」となる栄養素
(2)原材料からエネルギーや体を作る(生成・修復)ために必要な栄養素


・・・という大きく分けると2種類の栄養素が必要になるからです。

現在の日本では(1)の原材料になる栄養素が過剰で、
(2)原材料を処理するために必要な栄養素の摂取が不足しているため、
さまざまな心身の不調や生活習慣病が増加してしまっているんですね。


また、栄養素の不足を補うためにサプリメントを摂取する方が増えていていますが、
サプリメントを摂取する場合も「複合的に栄養素を補うこと」がベースとして必要です。

単独の栄養素のサプリメントを安易に摂取すると、
かえって体内の栄養バランスが崩れてしまうことがありますので注意してくださいね。